ありがとうキャラバン第45回は、大分県大分市へやってまいりました。
山口県に続き、メンバーはマーケティング・広報部の白水(左)、営業部の小野(右)、業務部の飯塚(中央)です。
今回のブログは、初めての九州でわくわくな飯塚が書かせていただきます。
写真を撮ったのは大分府内城址公園前。
府内藩主の居館および武家屋敷により構成された、近世城郭の特徴を色濃く残す城です。
大分川と住吉川に挟まれ、かつて海辺に面した府内城は、
白土の塀と、まるで水上に浮かぶその姿から、「白雉(はくち)城」とも呼ばれているそうです。
桜の名所でもあり、春には多くの見物客でにぎわいます。
現在天災や空襲の被害により天守閣はありませんが、この日は街中で府内城の復元CGを見かけました。
そこでふと思い出したのが、当社でも注目しているAR(拡張現実)技術。 スマホをかざすとその場所に関する情報が現れる、といった最近話題のテクノロジーです。
歴史的建造物も、現代の技術をつかってリアルな体験ができるようになっていくのかもしれません。
「大手門や櫓(やぐら)などが復元されていて、当時の雰囲気を味わうことができたよ~。」
大分県は、源泉数、湧出量ともに全国1位を誇り、「日本一のおんせん県おおいた」として全国にPRを行っています。
大分市のお隣の別府市には毎年800万人を超える観光客が訪れ、また県中央に位置する由布市由布院は、数多くの旅行サイトの九州温泉人気ランキングで常に上位を占めています。
電車で別府駅を通り過ぎた時に、車内まで硫黄のにおいが漂ってきて驚きました。
紅葉も楽しめるこの季節、ますます多くの観光客が訪れると予想されます。
しかし、大分県は温泉だけではありません!
関さば、関あじです!!
関さば、関あじとは大分県佐賀関の地域団体商標として登録されている、全て一本釣りで獲るマサバやマアジのことです。
漁場の豊後水道は瀬戸内海と太平洋の水塊がぶつかり合う潮流が速い水域となっていて、それがもたらすえさも豊富にあることから、身の締まった美味しい魚が獲れるといいます。
そのブランドを保つために、魚に傷がつかないように生簀で泳いでいる姿をみて値段を決める「面買い(つらがい)」取引をしたり、運送のときはストレスによる味の劣化を防ぐため「活けじめ」を行うなどの様々な工夫がされています。
私ははじめて生のサバを食べました!
きゅっと引き締まった身の強い歯ごたえと、ほのかな甘みがあって、たまらない美味しさでした。
大分の新鮮な魚をつかった郷土料理「りゅうきゅう」もいただきました。
甘めのタレをたっぷり絡めていただきます。
他にも、しいたけ、かぼす、大分麦焼酎など、大分県にはみなさんがご存じの特産品がたくさんあります。
その背景には、「一村一品運動」という地域振興運動がありました。
1980年から大分県の全市町村で始められたもので、民間が主体となって各地域に一つ全国・世界に通じる特産品を育成する、という試みです。
当初のキャッチフレーズは、
『梅栗植えてハワイに行こう』。
運動の原点となった旧・大山町が稲作に適さない山間部であったことから、農作業が比較的楽な梅を中心に農作物を生産、出荷したそうです。
また、梅干しにするなど加工をして付加価値を高くする工夫もしました。
これが成功し、この運動は大分県全体に広がっていったとされています。
現在の大分県の特産品の品目は336にのぼり、生産額は総額1,400億円に達しているといいます。
実はこの運動、国内の他の地域だけでなく、国際協力機構を通じて海外にも広がり始めています。
農林水産業の収益の増加だけでなく、自主的な「人づくり」「地域づくり」が同時にできる、
このようにして地域を元気にする方法もあるのだと気付かされました。
当社のセミナーで、ひふみ投信、ひふみプラスに組み入れる企業の選定基準としてよくお話しさせていただいているワード、「ビジョン」「ミッション」「オーナーシップ」は、一村一品運動に通じるところを感じます。
儲かれば何でも良いというわけでなく、各々が主体となり、情熱をもって目標に向かい行動していくことが大切なのだと、私たちは常日頃考え続けています。
その想いがお伝えできたのか、セミナーのアンケートではお答えいただいたすべてのお客様から最高評価をいただき、「会社の活力が感じられた!」と嬉しいお言葉もいただきました。
懇親会では5名の女性のお客様にご参加いただき、華やかな会となりました。
話題のNISA口座のしくみ、またジュニアNISAのご質問もあり、セミナーで聞き足りなかったことをフランクに聞くことができてよかったとご感想いただきました。
47都道府県制覇までのこり4県となりました。
最後まで全国のみなさまに「ありがとう」をお伝えできるよう頑張ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
参加してくださった皆さま、ならびにブログを閲覧してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
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